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河童

今日の帰りの地下鉄の中で、漸く芥川龍之介の「河童」を読み終わりました。薄い本ですが、出退勤で少しずつ読み進めたので時間がかかりました。
これからまた読み直すつもりで、まだパッとしないのですが今のところ印象的なのは、最後付近で出てくる老人として生まれ年を重ねるに連れ若くなっていくという河童の話です。そうですよね、確かベンジャミンバトンとかいう映画もそんな話だと聞いています。
まぁその共通点はいいとして。

その河童の言葉にあるのは
「さぁ、それはそうかも知れない。わたしは若い時は年よりだったし、年をとった時は若いものになっている。従って年よりのように慾にも渇かず、若いもののように色にも溺れない。とにかくわたしの生涯はたとい仕合せでないにしろ、安らかだったのには違いあるまい。」
といったもので、河童の部屋に幸福が漂うのを感じた主人公の「あなたはどうもほかの河童より仕合せに暮らしているようですね?」との問いに対する返答でありました。

僕は正直、この話から自分の人生を思いました。
もちろん、白髪で生まれてなどというものではないですし、仕合せかと問われてそうだと即答できるかというのもまた微妙な気もするのです。

幾度となくここの記事にも書いてきたように、20歳のときにダイエットに成功したのは僕の大きな転機であったと言えます。
というのも、それまで太っているということを態々人に指摘される嫌気があったのはもちろんですが、どうやら老けて見えていたらしく、18歳で20〜30歳まで幅広く実年齢より年上に見られました。
しかし、20歳の頃、痩せてからというもの逆に若く見られだした上、年齢や見た目以上に自分自身の見られ方というものが変ってきたのです。中にはどういう訳か、「何でもうまくいっているように見える」などと全く自覚のないことまで言われることもありました。
それはフクオカの専門学校にて末っ子と同い年くらいの子に言われたのですが、諸々の事情で音楽の学校へ行くのを諦め就職でトウキョウへ行った僕からすれば、高校から好きな分野の学校へ進学している君たちのほうがよっぽどうまくいっているのでは?と思ったくらいです。
バンドにしても、やはり20歳を過ぎてからようやく始められたので、実際は慕ってくれる子たちの中学高校からバンドを組みライヴをやってきたことに羨望すら感じていました。もちろん、目上の人ということで立ててくれているのだとも思いましたがσ(^_^;)

逆行、そんな言葉が思い浮かびます。それによって叶えてきたこともあれば、やはり少なからず人とは違う生き方をしていくということは孤独感を伴います。
たとい仕合せでないにしろ、その意味が何となく理解できます。安らかという実感はさすがにないですが(笑)



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by red_rebel | 2009-02-27 05:58 | Books