夢中行軍

先日、こんな夢を見た。

たかが睡眠時に見た夢、予知夢とかそういった類いとも思えない、けれどポジティブに役立てるなら夢診断というのも有りだろう。


目標としてもつ夢とは違って、睡眠時の夢というのは選べない、なので変に深読みしないで欲しいと思うが。




黒い燕尾服に身を包んだ新郎は盛り上がる歓声の渦の中で、新婦の唇を普通よりも数倍長く吸った。

盛大に行われる結婚式を客席から見ている。
絵に書いたような、ごく普通の結婚式のようだが、人は多い。

自分の結婚式を客観的に見つめていたのかも知れないし、まったくの赤の他人の式を見ていたのかも知れなかった。




僕の所属する部隊は、トウキョウとシズオカを繋ぐトンネルを行軍している。地理には詳しくないが、この世界ではどうやら隣接しているらしい。
部隊が境目を過ぎたとほぼ同時に、後方シズオカ側から何発かのミサイル弾が発射された。今、まさに境目を過ぎトウキョウヘと入った部隊の背後に爆風で砂埃が舞う。

ここはいつの時代なのか、トンネルを出ると僕たちは民家で休憩をとった。
疎開か、空家になっている。僕は夏休みによく行った、と言うより、よく預けられた親戚の家を思い出していた。

突然、携帯電話がなる、ここは恐らく現代だ。

僕は通話ボタンを押して、電話に出た、もしもし。
「もしもし?イベントスタッフの小笠原です。今月末のイベント出演の件、どうですか?」
一体どう言う事か、戦争中だというのにイベントが催されると言うのだ。
けれど夢の中の僕は現在のバンド状況(つまりReveR)を、とっさに考えていた。

_今、メンバーの不調や止まれぬ事情が重なり、ちょっと厳しい状況かも知れません。

僕はカレンダーのイベント開催日をチェックしながら、そう応えた。
団欒とする同じ部隊の兵士たちを見つめる、こいつ等がメンバーなのか、"客観的に見ているボク"はそう思った。
そしてこれからどうステージ上で表現していくかなどと言ったことを考え出すと、頭の中は自分の世界へと入っていき、携帯の向こうでイベントスタッフが何かを言っているのかも知れないが、そんなことはどうでもよくなって耳には入っていなかった。

ここがいつの時代のどこかと言う事よりも、いきなり敵軍の空襲や砲火を受けるかも知れない危機感よりも、僕にとって大事なのはその事なのだ。


民家を後にした僕の部隊は、更に行軍を続け、工事中のトンネルのようなだだっ広い筒の中を歩いている。
下を見れば、避難している住民や慌ただしく駆ける兵士が、アスファルトではなく茶色い土の地面の上で共存している。中には昔の百姓がかぶるような、カゴのような帽子を被っているものもいて、本当にいつの時代かと思う。

僕たちはその風景を下にして、そのトンネルの端に敷き詰められた段々のブロックの上を歩いている。坂道になっていて、登るに連れ徐々に太陽が見えてくる、トンネルの外へ向かっていたのだった。
その途中、反対方向から疎開の人の群れとすれ違った。
たくさんの人の列の中で、一人だけパッと眼にとまる存在があった。

黒い小さめのレディースのTシャツと頭には黒いハットを被り、フレアジーンズを穿いたその女は、僕が以前に付合っていた、所謂モトカノというやつだ。
肌は少し小麦色に焼けていて、疎開途中で汚れたままになっていたが、気にならなかった。
僕が呼び止めると、女は僕の膝の上に座り上半身だけを右側から振返るような姿勢でこちらを見た。
会話はない、女性とは言え人ひとり膝の上に載せているというのに重さは全然感じなかった。

小さな左手を握ると、その指には指輪が付けられていた。ハート形のゴールドのリング、左側の膨らみが薬指を通り、右側の膨らみが中指を通る、トゥフィンガー仕様のデザインで、サイズが合っていないのか、僕が触れると自然と指から抜け落ちた。
結婚したのか?
「友達の弟と」
時々笑みを浮かべるが、付合っていたときほど明るく笑う事はない。それもそうだと思う、ここは戦時中の世界なのだ。
何か話したのか、無言の一時だったのか、僕はハットを取ってキスをしようとすると女は拒否する事なく受け入れた。スムーズでいてごく自然な流れだった。

新しい生活は彼女にとって幸せなのか、そんな事を考える。
ハート形の結婚指輪はゴールドのメッキが剥がれて黒い中身がこちらを覗いていた。


部隊からかなり遠ざかってしまった、これから一人で目的地へ向かい合流しなければならない。

別れ際に"夢の中の僕"は、音楽がダメでもココでなんとかやっていけるようにするつもりだ、などと"客観的に見つめるボク"からすれば情けないとも取れるセリフを彼女に放った。
彼女は、母親のような強い口調で言った、ココが楽な場所だなんて思わないで。

その瞬間の彼女だけが、彼女らしいと思えた。



数名の部下を連れて、目的地へと向かう。目的地はどうやら大きな学校のようだ。

両サイドを長い雑草が覆う獣道のような一本道、左手に谷間を挟んで学校、右手に同じく谷間を挟んで背の高いビルが立っている。

「12時の方向にスナイパー」

誰かが叫ぶ、12時の方向ではない右手に聳えるビルを見上げるとそこには一人の狙撃手が立っていた。
右手に長く大きな銃を持ち、仁王立ちしている大きな男がいる。
彼は本当に狙撃手か、普通ならこちらにばれないように狙撃するはずのスナイパーは、ビルの屋上に堂々と立ち、銃を構えるでもなくジッとこちらを見つめていた。

あいつは、と思う。
あいつは撃ってはこない、現に1発も撃ってはいない、こちらはあからさまに姿をさらしているのに。トンネルのミサイル弾だって、あれだけ背後で爆発したのに一人の負傷者も出ていない。
あいつ等は、僕たちの恐怖心の表れなのだと、僕たちは自分自身の恐怖心と闘っていたのかも知れない。

けれど僕たちは走った、左手に見える学校ではこんな時に全校生徒が授業を受けている、報告して避難させなければならない。
全速力で学校の職員室に向かう、さよならさよならさよならのじいさんに似た校長に告ぐ、向いのビルに狙撃手あり直ちに避難されたし。

職員室からテニスコートひとつ分ほど離れた校舎の窓から、一斉に起立する生徒が見える。そして、その人の群れは瞬く間に廊下から階段、渡り廊下へと雪崩れ込んだ。
僕は一気にこの職員室に全員が逃げ込んでくるのではないか、そうなればこの狭い部屋は破裂してしまうと思ったが、群れは一瞬のうちにどこかへ散った。
二人ほど、黄色い帽子を被った低学年の女の子がこちらへ来て、その一人はジッと僕を見つめている。

僕は、両手を合わせ手のひらに熱が宿ったのを確認すると、そっと少女の手を握った。
赤色を帯びたエネルギーが手から手に伝わるのがわかる、少女はきっとスナイパーへの恐怖など皆無なのだ、と言うよりもスナイパーが狙っていると言われても解らずただ言われるがままにここに逃げ込んだ、そうなのだろう。
泣いて怯えるでもなく、真顔と言えば真顔だが、ただ不思議な表情でこちらを見つめていた。

そして、見様見真似で僕と同じように両手を合わせると少女の手と手の隙間は赤色のエネルギーを帯びて、少女はその赤いエネルギーの塊を僕に渡した。





_と、長くなりましたが、ここに登場するいくつかのキーワードをいろいろな夢診断のページから、前向きに取れる診断だけを選りすぐった。
大事なのは本人がどう捉えるかである、ならばポジティブに解釈したいですよね。

結婚式安定を求める、結婚に対する憧れ

戦争環境の変化

トンネル運気の上昇

電話大切なメッセージがもたらされる、助言を得る、恋人と出逢う、良い着想を得る

元カノ切っ掛け、運命

キス純情、綺麗な気持ち

学校トラブル改善、アドバイスがもらえる

スナイパー(銃)男性能力に対する自身の有無

少女恋人

独身男だからこそ、こういう内容なのかもね☆
結果は象徴であって、例えば少女がそのまま恋人として現れるとかっていう話じゃないよ〜。
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by red_rebel | 2008-05-20 22:27 | Dreams  

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