ほどけた靴紐をむすんで

CDを整理していると、懐かしいものが見つかった。COMPLEXの1990、タイトル通りボクが小学生の頃にヒットした名曲である。
メロディとリリックが見事にマッチした楽曲で、パッとその歌を思い起こすことのできる、とても印象的で素敵なナンバーだ。




僕はこれまでの人生の約3分の2をクマモトの故郷で過ごしたが、東京へと移り住み、フクオカで過ごす現在に至るまで、それらの故郷の記憶というのが前に進めば進むほど心の何処かで恐ろしいものに変わっていった。
特に恐ろしい経験がある訳でもない、ただ、その記憶がふと思い出されると、ここまで進んでおきながら、その過去に引き戻されるのではないかということに恐怖心を抱いていたのだ。



_プライドを守る為に思ってもない言葉で
_身勝手に傷つけていた悔しさから逃げていた



告白してしまうと、実は最近までMorningStar時代の記憶も同様に恐ろしいものへと変わっていた。
その事は、変化を恐れず進んだReveRの1stStageで大きく解消されたが。


恐ろしいという表現をしているが実際は、フラッシュバックと同時にジェットコースターで下降するときのような緊張感が胸を圧迫する感覚である。
どうしてそのような事態へと陥ってしまうのか、本気でずっと考えていた。それが解消されなければ、僕は不安の思考を現実のものとして辿ってしまうだろう、と。


MorningStarの記憶から解放された要因というのは、先ず僕らがReveRとして一歩踏み出した事はもちろんだが、脱退した過去のメンバーが偶然にもその会場内にいたというのが大きいだろう。

なぜなら、ずっと申し訳ないような罪悪感を僕が持っていたからだ。
自分の中にある罪悪感は自分を閉ざし、うまくいかなかったらそれをその罰だと思わせる。

それが幸いにもステージとフロア、そして同じイベントの出演者として、向き合ったことにより少しずつ解けていき、先日のダイアリーに記した通りようやく僕らはMorningStarを超えたのだ。



_欲しいものも憧れも始めから違うから
_求め続けて探し続けていこう



そう、向き合う事。その記憶たちと向き合う事、そしてそこに含まれるメッセージを感じ取る事。

僕は故郷で過ごした時期の自分に蓋をしていた。そして、過ごした場所や人から遠ざかろうとしていた。
記憶が語るメッセージには気付いていた。

「忘れるな」

ゴールデンウィークは家族と、そして先日は祖父母たちとも過ごした。
祖母の車椅子を押して、手をとって歩き、バイキングのデザートを食べさせてあげた、祖母はとても嬉しそうな笑顔をしていた。
そして、ずっと連絡をとっていなかった地元の同級生たちにTELをしてみた。話してみると皆嬉しそうで、少し楽になった。

すべての記憶は僕を引き戻すためではなく、ただ、良い思い出に変わりたかったのだと思った。
恐れずに向き合えば過去は輝いて、そして今に力を与えてくれる。


_今すべての思い出を投げ捨てて
_今すべての夢に勇気を込めて
_今すべてをこの愛にかけてみる
_ときめく街に夜が明ける
_ほどけた靴紐をむすんで
_振り向かずに歩いていく


俺はロックンロールエンターティナーHEAD、今日のFKOK CITYは最高に良い天気だ☆


COMPLEX/1990
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by red_rebel | 2008-05-12 11:16 | Diary of HEAD  

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