明日の為に

俺はロックンロールエンターティナー、世界を縦横無尽に駆け巡り、鮮やかに輝き続けるReveRの代表・HEAD☆


昨夜はスタジオだった。
30分ほど遅刻してまで仕上げたトラックが、バンドの演奏にマッチしない。どうやらトラックを僕らに合わせるよりも、僕らがトラックに合わせる必要性があるようだ。
しかし、そのようにプレイすると今度は無機質な演奏をバンドが心掛けるようになるのだが、そうすると「それであればすべてを機械にやらせればそれで済むのでは?」、という疑問が生まれる。

結局は打ち込みと生演奏という、無機質と有機質をかけ合わせる行いであるから、つまりは造花の中に咲く生花をどれだけ美しく魅せるかといったコンセプトで臨まなければバンド形態でやる意味がない。
何度もフレーズを変えて打ち込み、エフェクトもいろいろと試した、けれど機械の演奏はあくまで機械の演奏である。

僕の頭はそんな様々な思考でいっぱいになっていた。
そのとき、ドンという大きな破壊音が騒然としたスタジオ内に響いた。ヒロアキである、彼がスネアを力強く叩いたのだ。
「HEAD、こんな事やってたって時間は過ぎていくばかりですよ」
僕が考え込んでいた僅かな時間に、立ったまま眠っていたリョーイチが目を覚ます。
「ん?なんかあったんですか?」

いや、ちょっとな、僕は左手で起こして済まないとリョーイチに謝罪のジェスチャーをし、ヒロアキと向き合った。
「なぁヒロアキよ、ReveRがReveRたる為にはどうあるべきか。そのままではモースタと大して変わらないという印象しか与えられない。」
ヒロアキが、それは解ってるといった表情をする。僕は続けた。
「じゃあどうすればいいか、そういったチャレンジがこれまでの時間だ。」
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by red_rebel | 2008-04-14 13:20 | Diary of HEAD  

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