空が
俺は…以下同文。
現場につくと空を眺めた。ビルとビルの間に薄い青かろ白へのグラデーションの空。
何も変えようとしないこと、変わろうとしないこと、無難に生きていればそれなりの生活は与えられる。それがルールなのだと、考えていた。
もう一人の自分が頭の中で口を挟む。それは溺れかけた海の中で足掻くこともせずただ息が止り死ぬのを待つ行為、即ち諦めの思想、それを受け入れるのか?
オッさんは手間がかかるけど無邪気だ、本当に手間取るけどコイツの笑顔には嘘はない。
画像効果で色を変えると素敵な空になった。いくら画像処理が進化しても、真の美しさは捩じ曲げられない。そして、どう描くかは自由だ。
俺はこの空がこの街が好きだと思った。
雲が消えたり浮かんだり、そうどんな悪い状況だって必ず好転する時がくる。
by Red_Rebel | 2007-10-12 17:36 | Diary of HEAD