覚えておけよ

オレはロックンロールエンターティナー、ワールドワイドに多分野に活躍し、鮮やかな輝きを放つ者たちを先導するReveRの代表・HEADや。



先日の散髪代を払いに美容室へ行き、その帰りにコンビニでまるごとバナナと煙草を買ってタクシーを停めた。
Eスタジオ横の扉を開けたら一番前にあるよ、バンドマンの先輩でもあるスタジオのスタッフと軽く会話をすると、言われた通り開けて一番前にあるアンプヘッドを取り出した。
暗くて何が何かわからない室内だったが、両手をかけて持ち上げただけで判るほどに忘れられない重さだ。
タクシーのトランクへヘッドを積み込み、自宅へと走らせる。無口な運転手に簡単に道を説明すると、ああテラマチ通りねと返ってきて、6年近く前から何度も通っている通りの名前をはじめて知った。

あんた爽やかだね、モテるでしょ?スポーツやってた?
無口な運転手が突然に意外と大きい声で聞いてきた。僕はそうだったらいいね、そう思いながら野球をほんの少しやった事があるだけだと答えた。

思えばあの頃、キャプテンを命じられたときから薄々と時に否定もしながら自分の使命的なもののひとつに気付いたのだ。
エースでキャプテン、普通なら憧れられそうなポジションや地位が逆に部員との関係を悪化させ、僕にとっては苦悩でしかなかった。

クラスではおもしろことを言っては級友を笑わせているコメディアン的存在で、学級委員長。

バンドではシンガー兼リードギターで全曲を作詞作曲するコンポーザーで、リーダー。



自宅へ着くとまるごとバナナを冷凍庫で冷やし、ブラックコーヒーを入れた。
うん、覚えとくよあんたの顔よく覚えとくから、頑張りィ、そう言って運転手は車を出した。
僕はそのことが嬉しくて、おやつの時間はとてもベストな時間が過ごせたと思った。

バナナの冷たいレア感とスポンジの乾いた感じ、ホイップが接着剤の変わりを見事に果たして恐らくそれがなければバナナとスポンジは口の中で分離してしまうだろう。
熱くて苦いコーヒーがスポンジと甘さを溶かし、咀嚼する間もなく喉の奥に吸込まれた。
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by Red_Rebel | 2007-10-08 00:02 | Diary of HEAD  

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